就活解禁1時間半前

あと1時間半で18年卒の就職活動が解禁される。解禁と同時に各なんたらナビに就活生がドカンと押し寄せ、ろくに紹介文を読みもせずエントリーを連打、サーバーを落とすまでが風物詩だ。

まだ気の早い話かもしれないが、ここ数年は売り手市場ということもあり、何社からも内定をもらうことは珍しくない。入社の決め手として、「社員の人柄」や「会社の雰囲気」というのをよく聞くが、残念ながら就職活動を通じて、会社を知ることはとても困難だ。

会社説明会や面接を通じて、知り合える志望企業の人間なんて多くても十数人だし、初めて会った学生に「うちの会社はこんなにひどいし、こういうところが本当にダメなんだ」なんて言ってくれる人なんてそうそういるわけがない。OB・OG訪問に応じてくれる先輩方は、同窓だからと言って、自分の勤めている会社の悪口をペラペラと後輩に話すことも稀だろう。むしろ、いいところで働いているんだなぁって少しでも尊敬されたくて耳触りのいいことしか言わないかもしれない。少なくとも僕は自分が勤めてる会社の悪口は、仲のいい同期との飲み会か、本当に親しい友人に会った時にしか話さない。

数社から内定が出て、どの会社に行こうか悩んだ時、「社員の人柄」や「会社の雰囲気」が良い方、つまりは居心地が良さそうな方を選んでしまいたくなる気持ちはよく理解できる。しかし、同じ会社でも部署によっては大きく雰囲気が異なることもあるし、人事異動で上司や同僚が変わるだけで雰囲気までも変わってしまうこともある。そもそも、あなたが感じた居心地が良さそうというイメージは、企業によって演出されたものかもしれない。

「新卒の4割が入社したことを後悔している」、「新卒の3年以内離職率が3割」など嫌な数字をよくニュースで見かける。

もし、もう一度就職活動をする機会があったら、「社員の人柄」、「会社の雰囲気」など不確かな外的指標で入社する会社を選ぶのではなく、「自分が将来どういうことをしていたいのか」、「自分は今までどういったことをしている時に喜びを感じてきたのか」、「自分が最も大事にしている価値観は何か」をきちんと時間をかけて考えて、それと合致しているか否かで入社する会社を選べばよかったと思っている。

この先嫌という程言われると思うが、どうか後輩諸氏については「納得のいく就職」ができるよう祈っている。

 

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